『コンビニに行こう!』
『ハルちゃん!』

純さんが叫んでいたけど…




外に出た…


涙を目の中に戻したくて…空を見上げた…


さっきまで晴れていたのに…どんより雲が出て…太陽が隠れてしまった…。



…雨降りそう…


そう想いながらも…向かったのは…

久しぶりのあの公園…。


…純さんとの…曰く付きの公園だ。




あれ以来…来てなかったけど…

私が今まで見た夜の公園とは…がらりと違う表情をしてる…


沢山の家族で賑わっていた…。

すごく楽しそう…

子供の笑い声…泣き声…


子供と楽しそうに遊ぶ親の嬉しそうな顔…


沈んでいた心が、少し晴れた気がする…



いつか…純さんとこんな風に…


なんて考えながら眺めていた…



でも…雲が更にドンヨリと押し寄せ…

沢山いた家族は、一組…二組…と帰っていった…



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