『コンビニに行こう!』
純さんのマンションに着く…


雨の音が…マンションの中を反響して…


すごく騒がしい…



…ちゃんと話そう…


私の気持ちも…誤解も…




呼鈴を鳴らす…



何も応答がない…




何度も…何度も…


しつこく鳴らした…




やっと…ドアが開く…





純さんは…私を見て…驚いていた…



それはそうだろう…

だって私はずぶ濡れ…。



『入って…』

純さんは少し慌てたように中に入れてくれた…。



『純さん…ごめん…なさい…』


そう言うと…また涙が溢れた…



純さんはずぶ濡れの私を抱き締め…


『もう…来ないかと思った…』

と、弱々しく呟いた…



そして部屋に通してくれて…タオルで私の頭を拭いてくれた…。






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