『コンビニに行こう!』
でも…それは最初だけで…
親にもきちんと挨拶をしてくれたり…


うちに夕食を食べに来てくれたり…


デートで遅くなったときには必ず家まで送ってくれて、親にきちんと謝ってくれた…。


本当は私がもう少し一緒にいたくて…我が儘を言ったから遅くなっただけなのに…


純さんの紳士っぷりに…

次第に親も、“一流企業”の純さんじゃなく…

素敵な純さん…と思うようになってくれた。





もうすべてうまくいっていて…


怖くなった…



幸せすぎて…


今度は…悪いことがあるんじゃないかって…







なんか…そんな恐怖がいつも心の中にひっかかっていた…。






その引っ掛かりが現実になろうとしていたのか…



純さんは突然…ものすごく忙しくなった…。


いつも忙しかったけど…

特に忙しくて…あまり会えなくなった…










< 288 / 335 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop