『コンビニに行こう!』

『大事なハルさんを遠くに連れていってしまうこと…とても心苦しく思います。でも、ハルさんもこんな僕の我が儘を許してくれて、ついてきてくれると言ってくれました。そんなハルさんを、決して不幸にすることはしません。全力で幸せにします。だから…どうか、結婚を許していただけないでしょうか…』


と頭を下げた。



真剣で…必死の純さん…。


私も頭を下げた。



…純さん、ありがとう…


心で何度も呟いた。











純さんの誠意は両親にちゃんと届いていた。


父親は、

『娘を頼みます…』

と一言…


少し涙目になっていた…。



母親は、ただただ涙を流しで…私の手を握り…

『幸せになりなさい。純さんも幸せにしなきゃだめなのよ…』

って言っていた。




< 312 / 335 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop