『コンビニに行こう!』
私は無言で準備を始めた。
緊張で…手が震える…。
ボタンさえまともにとめられなかった…。
…だって…今日行くなんて思わなかったし…。
心の準備がまだできていない…
そんな私をよそに…うちの両親に承諾をもらった純さんは、かなりの余裕顔…
ため息を隠すように…大きく深呼吸をした…。
純さんの家は、少し遠い。車で一時間半くらいかかる。
純さんはかなりノリノリで…歌なんか歌ってる…
私は緊張で…ガチガチ…
『ねぇ…純さん…私で大丈夫かな?』
『この服変じゃない?』
なんてしつこく聞いた。
でも純さんは、
『大丈夫!』
そして…
『今はすっげー緊張してるだろうけど…たぶん拍子抜けすると思うから…。頑張って!』
って言ってくれた。