『コンビニに行こう!』
『ちっ違いますよぉ!コウさん!変なこと言わないで下さいよぉ!大学で会っただけですよぉ…』


私は慌てて否定した。


そんな私にコウさんは、

『そんなにムキにならないでよぉ…ちょっと傷つくじゃん…。』

少し剥れた…。


『あの…すみません…つい……。』



申し訳ない顔をした私を見たコウさんは、ニッコリ笑って、


『ごめん、ごめん!うそうそ!…もう!ハルちゃん、抱き締めたくなる!』

そう言ったコウさんは両手を広げて私に向かってきた…



……うわっ!抱きつかれる…………!!!



そう思って身構える……




って、コウさん…来ない…



恐る恐る見ると、純さんが立ちはだかってくれて、コウさんは純さんの背中に抱きついていた…。


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