『コンビニに行こう!』

休憩室と倉庫を隔てているドアが開く……。



『おはよう!ハルちゃん。…あっ…美雪さんも…。』

純さんがいつもの笑顔で声をかけてくれた。


『私をついで…みたいに言わないでよ!』

美雪さんは少し怒り口調…


私は……顔を見れない…


『おはようございます。…あっ…美雪さん!ビール補充してきます…。』


うまく笑えない顔を見られたくなくて、倉庫に続いている冷蔵庫へとそそくさとむかった。




ひんやりしている冷蔵庫の中………



泣きそうで、目頭が熱くなった私には調度良い……



なのに…どんどん目頭が熱くなって…


冷めることはなかった…。




こんなとこで泣けない…


ドアを開ければ純さんがいる……。



そう思って必死に堪えた…。





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