『コンビニに行こう!』
ビールの補充はすぐに終わった…。
でも、今すぐ出ていける状態じゃない……。
それなのに…
冷蔵庫のドアが開く……
咄嗟にドアに背を向ける…
『ハルちゃん、おはよう。』
開けたのはコウさんだった。
『あっ…おはようございます。』
背を向けたまま、仕事をしてるフリ……。
『…どうしたの?ハルちゃん。』
心配してくれたコウさんに、“クルッ”と向き直り、無理矢理笑顔を作った。
『なんでですか?』
おもいっきり作り笑顔……
そんな私の顔をジッと見て、
『……ハルちゃん、なんか無理してない?何かあった?』
『…何もないですよぉ。冷蔵庫…寒かったかな…。』
何か言いたそうなコウさんだったけど、
『…そう?早く出てきな!風邪引くぞ!』
ニコッと笑ってくれた。