『コンビニに行こう!』
少し動揺した純さんは、

『…ハルちゃんって妹みたいでかわいいから……』




…妹………?





……妹なんだ……私。



だから優しくしてくれてたんだね……


…絶対…好きになってもらえないじゃん……




…妹って……恋愛対象外…

ってことだよね………。



彼女がいる現実を知ったばかりなのに更にまた、最悪な現実……。


もう放心状態……。




マリさんは慌てて、
『あのねぇ…!もう!純くん、早く店に入んな!店長にチクるよ!』

マリさんが“シッ!シッ!”と虫をはらうかのような仕草で純さんを追い払った。



純さんは私に何か言いたそうにしていたけど…

マリさんの迫力に負けて渋々店に戻った。










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