『コンビニに行こう!』

辺りを見回したコウさんは、

『…俺達…。やっぱりカップルに見えんのかな…。』

と呟く…。


『えっ?!』

びっくりして顔を上げた私に、

『カップルに見られてたみたいだよ…俺達…。』


『そうなんですか?…ごめんなさい…。』


『どうして謝るの?』


『…私なんかとカップルって思われちゃって…』


『俺、嬉しいんだけど…』

『えっ?!』


『ハルちゃんとカップルになりたいもん!』


そう言われて真っ赤になった私は、

『もう、冗談やめてくださいよ…。……恥ずかしい…』


『…やっぱりハルちゃん、天然…。っていうか鈍感…。』
って呆れ顔で微笑むコウさんに、

『…鈍感?』
と問いかけた。

『…なんでもない!さっ…、もうそろそろ行こうか…』


コウさんは立ち上がって脱いでいたウェアを着始めた。



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