龍奇譚-彼女の秘密-







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「「「「「えーーーー!!!!!」」」」」



教室中に悲鳴が響き渡った。



(………うるせー……)



俺は手で耳を塞いだ。





「何!?あの2人!!!」

「龍宮から話し掛けたぞ!!!」

「侑大!!お前何か知ってるだろ!!!」

「そうだよ!!俺らの高嶺の花がなんで、凌なんかに………!!!」

「嘘ー!!何で!!?」

「私………水嶋くん狙ってたのにー…」

「龍宮さんって…そうだったの……?」





「「「侑大!!!!!」」」





(あー…うるせーうるせー…)



クラス中の視線が俺に降り注ぐ。





いやいや………





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