龍奇譚-彼女の秘密-
俺の所属するバスケ部は厳しい事で有名。
特にキャプテンは鬼の様に怖くて……
連絡もなしに休んだ暁には、
この世の終わりと言っても良いほどの地獄が待っている。
遅刻もある意味、地獄が待っているのだ。
1日中、ボールに触らせてもらえないという地獄が……
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バスケ好きの俺にはそんなのは耐えられない!!!
それを避けるべく、俺は廊下を走った。
そして、視線の先に体育館が見えてきた。