龍奇譚-彼女の秘密-





――――――………





住宅街を歩いていると、ある場所を前に男性が足を止めた。





「着きました。こちらです」





俯いていた顔を上げると、

一番最初に目に入ったのは……





木で出来た大きな門だった………





その門の端には、達筆な字で『龍宮』と書かれた表札が掛けられていた。







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