龍奇譚-彼女の秘密-





――――……



「どうぞ、お入り下さい」



男性は俺を中に入るように促す。





「……………」



俺が中に入っても良いのだろうか…?



どう考えても場違いな気がしてならない。





男性はそんな俺をその感情を備えていない瞳で見つめてくる。





………………



俺は覚悟を決め、その門の向こう側へと足を踏み入れた………







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