龍奇譚-彼女の秘密-
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長い間、沈黙が続いたように感じた。
実際はとても短い間だったはずなのだろうが、
俺には、凄く長く感じた。
「………式(シキ)、お疲れ様。戻って良いわよ」
「はい…」
龍宮の発した言葉に短く返事した声が聞こえた後、
――――――ボンッ
という音と共に俺の足元に人の形をした白い紙切れが舞い落ちた。
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