龍奇譚-彼女の秘密-





俺の走っている廊下の教室から誰か出てきた。





――――ドンッ!!!





「うわぁ!!!ごっ、ごめん!!!!!」

「……………」



早く体育館に行く事に気をとられ、

勢いをそのままに肩がぶつかってしまった。





その時の俺には、ぶつかった相手を気遣う余裕がなかった……





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