龍奇譚-彼女の秘密-








………………





「お兄ちゃん、見たんだ」

「ほー、お前見たのか」

「あらあら、見ちゃったのね~」

「………………」

「やはり、見たのだな」





龍宮一家はそれぞれの反応を見せる。



俺が言ってからというものの、

その反応以降、誰も口を開かない。





長い事時間が流れたような気がした。





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