龍奇譚-彼女の秘密-





――――……



「目を開けて、それに触れてみなさい」

「……………はい」



龍宮の手はまだ淡く光り続けている。



それはゆっくりと封筒に近付いて行く。





………………危ない!!!





そう思ったのも束の間、龍宮の手が封筒に触れた。



瞬間的に目を瞑ってしまった。





< 275 / 665 >

この作品をシェア

pagetop