龍奇譚-彼女の秘密-





………………



しかし、いつまで経っても龍宮の声は聞こえてこなかった。





恐る恐る、目を開けると手を引っ込めるどころか、

封筒を持ち中に入っているものを取り出していた。





中に入っていたのは、封筒と同じ黒色の2つ折りの一枚の紙だった。



いつの間にか龍宮の周りには龍宮一家が集まっていた。





要さんもメガネをかけ、瞳の色も元に戻っていた。





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