龍奇譚-彼女の秘密-





しかし、龍宮は何事もなかったかのように前に向き直り再び歩き始めた。





「あっ!!ちょっと待ってよ」



俺は慌てて龍宮の後を追った。





「どうせ、行く所は同じなんだしさ。

一緒に行こうぜ。良いよな、侑大」

「あ、ああ。俺は別に構わないけど………」



龍宮は何か嫌な物を見つけたような顔をしているが気にしない。





そして、小さくため息を吐くと……





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