龍奇譚-彼女の秘密-





――――タッタッタッ





周りの教室は授業中で、

静かな廊下には俺の走る靴音が響いた。





「誰だ!!廊下を走っているのわ!!!」

「すいませーん!!」



途中、教室から顔を出した先生に怒鳴られながらも、

走る足を止める事はしない。





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