龍奇譚-彼女の秘密-





我は、直ぐに司の下に潜り込み、背で受け止めた。





(相変わらず、無茶をする小娘だ………)





我は少々呆れながらも、

司の匂いを探っている間からずっと感じている、

グラウンドからのまがまがしい気配に意識を移す。





司の慌てた様子から察するに、

グラウンドに何かがあるのだろう。





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