龍奇譚-彼女の秘密-





『司!!!何をしておる!!!早くこ奴を仕留めるぞ!!!!!』

「え、ええ…水嶋 凌!!!」

「は、はい」

「これを持ってなさい」



私はまたもスカートから一枚の札を取り出し、

それに息を吹き掛けた。





そして、その札を水嶋 凌に投げ渡すと、

慌てながらもしっかりと受け取った。





それを横目で確認すると、

地面すれすれまで降りてきていたリョクの背に飛び乗った。





< 489 / 665 >

この作品をシェア

pagetop