龍奇譚-彼女の秘密-
「!!!??リョクさん!!?何でここに!?」
『お主を迎えにな。
司は放っておくよう言っていたが、お主の力には利用価値があるからな。
我と共に来てもらう』
「えっ!?どこへ?」
『決まっておろう。家だ』
「家!?」
『何を驚いておる。
昨日も来ていただろう。
それに、お主には知りたい事があるだろう?』
「それは……まぁ…」
『なら、早く我の背に乗る事だ。
でないと置いていくぞ。』
リョクさんが大きな瞳で俺を見つめてくる。