龍奇譚-彼女の秘密-





でも、今日の記憶を全て消すと、

後々また面倒くさい事になるから、

別の記憶に差し換える。



その分、力は大量に消費する事になるけれど、

今回はしょうがない。





私は那智の居なくなったマイクの前に立つ。





そして、



「こんにちは」



私は余所行きの満面の作り笑顔で、全校生徒に話し掛けた。





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