龍奇譚-彼女の秘密-





「あなたには教えてあげない。

じゃあ、またね。お休みなさい」



私は佐藤 侑大に笑いかけると、

札を取り出し飛ばした。



札は迷う事なく、

軌道に乗ると佐藤 侑大の額にくっついた。





「何!?これ?」



慌てる素振りを見せる佐藤 侑大に私は容赦なく言葉を発する。





「忘(ボウ)」





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