龍奇譚-彼女の秘密-





札が発光し、そして消滅した。



途端、佐藤 侑大の体がふらつき、その場に倒れた。





…………………………

…………………

……………





「………ふぅ……」

「司ちゃん。お疲れ様」



ずっと、舞台の端で様子を見ていた那智がやって来た。



那智の家は私たち龍宮一族の分家に当たるので、

術を使う所を見られても構わない。





それに、これでも一応、父さんの幼なじみらしいし………





それより………





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