龍奇譚-彼女の秘密-
札が発光し、そして消滅した。
途端、佐藤 侑大の体がふらつき、その場に倒れた。
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「………ふぅ……」
「司ちゃん。お疲れ様」
ずっと、舞台の端で様子を見ていた那智がやって来た。
那智の家は私たち龍宮一族の分家に当たるので、
術を使う所を見られても構わない。
それに、これでも一応、父さんの幼なじみらしいし………
それより………
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