龍奇譚-彼女の秘密-





「ちょっ!!司ちゃん!!?」

「10分もすれば目を覚ますと思うから……

後は宜しくね」



舞台上でしゃがみこむ那智に満面の笑みをかけ、

体育館を後にした。





中から那智が私を呼んでいたけれど、

当然、私はそれを無視し、歩きだしたのだった。





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