龍奇譚-彼女の秘密-





………まぁ、

結構時間が経っているし、帰ったのよね………





………多分……





そして、その帰ったという事実に少し残念に思っている自分に驚いた。





私は雑念を振り払うかの様に首を横に振った。



リョクの口角が上がっていた事には一切気付かずに………





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