龍奇譚-彼女の秘密-
意識
何で気付かなかったのよ……!!!私は!!!!!
少し気を探れば直ぐに分かる事だったじゃないの。
それほどまでにも私は気が緩んでいたの?
そんな自分自身に嫌気がさす。
………いや、それより……
「………水嶋 凌……何で居るのよ……」
「何でって………さぁ?」
「さぁ?じゃないわよ!!!………何なのよ……一体」
「司、落ち着け。取り敢えず、そこに座れ」
落ち着けって………
これが、落ち着いて居られるものですか!!