龍奇譚-彼女の秘密-
「ふふ。じゃあ、今日から2人はカップルね。嬉しいわぁ」
「ま、形だけだがな」
「それは、良いの!!!
凌くん、不束な娘ですが司をよろしくね」
「母さん!!?何を言っているの!?」
クスクスと水嶋 凌が笑っている。
………何で笑ってるのよ……
でも…その顔を見ていると、私も自然と笑顔になった。
こんな自然に笑ったのは凄く久しぶりだった。
「俺の方こそ、これからよろしくお願いします」