龍奇譚-彼女の秘密-
………だが、
俺はそんなことは気にせず、ご飯を食べる。
次にエビフライを口にくわえた瞬間………
――――ドガッ!!!
「おい!!凌!!!」
侑大に頭を殴られた。
その衝撃でエビフライが口から出そうになったのを、
すんでで止めエビフライをくわえながら顔を上げ、
侑大を睨み付ける。
「前!!!前見ろ、凌!!」
「……ふぁ?」
言われた通り前を見た。
そして、そこに立っていたのは………
龍宮………だった。