龍奇譚-彼女の秘密-
………………
「………はぁ……」
ようやく落ち着き、龍宮を見上げた。
「………ごめ……それで龍宮何か用か?」
「………ええ、少し良いかしら」
「えっ?……あ、うん」
「……ここじゃ…何だから…」
「わかった。じゃあ、場所変えるか」
「………そうしてもらえる…?」
俺は残り少なくなった弁当の蓋を閉め席を立った。
そして、そのまま龍宮と共に教室を出たのだった。
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その後、2人の居なくなった教室が騒ついたのは言う迄もない………