龍奇譚-彼女の秘密-
衝撃的な言葉
龍宮と共に教室を出た俺はどこに行ったらいいのか、
正直悩んでいた。
この時間、昼休みということもあり、
教室を出たら廊下は騒がしくて食堂へと向かう人でごった返している。
こういう場合、屋上とか校舎裏とかが鉄板なのだろうが、
どこも人がいるということには変わりない。
(……はー…どこがいいんだろうか……)
チラリと後ろを見ると少し距離が開いているものの、
龍宮は無言で俺の後ろをついてきている。