ダメ男を好きになるダメな私。
今日は零汰の誕生日。


私はサプライズするために


亜夢に協力してもらい、


誕生日ケーキを作った。


後は、零汰にプレゼントするために


これまた亜夢にショッピングモールに


ついてきてもらった時に買った香水を


紙袋に入れて零汰の家に向かう。

零汰、喜んでくれるかな?


なんて胸を踊らせながら足をはしらせる。


零汰の家の前に着き、一呼吸してから


インターホンを鳴らす。


―ピーンポーンッ






あれ?


寝てるのかな?


今日は祝日だから


零汰もバイトはないはずなのにな…


と思い、ドアノブに手をかけると…


ガチャッ


開いてる…
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