ダメ男を好きになるダメな私。
入っちゃえっ!


と勇気を出して入ると





そこには信じられないものがあった。


女物の赤いヒールが一足置いてあった。


まさか、


と思いながら零汰の部屋をゆっくり開けた。


そこには私には理解できない光景が


繰り広げられていたんだ。


「んあっ、零汰ぁっ!」


私と数回体を重ねたことのあるベッド…


その見慣れたベッドには


見知らぬ女と零汰がいた。


零汰は女の上に覆いかぶさり、


激しく腰をふっている。


2人は私が見ているなんて知らず、


必死に求め合っていた。


「…零汰…?」
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