~リアル昔話し'08~
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その日から度々訪れては、全く家事をしない妻に代わり、掃除、洗濯、料理、時には一日中話し相手となって楽しませてくれた。
家庭が上手くいっていないせいか、最近はやたら無気力で仕事にも身が入らない僕を癒してくれた。
でも何故だろう…。
時折見せる、彼女の悲しそうな顔が気になっていた。
僕はいつの間にか、相手がツルだということなどすっかり忘れていた。
「どうしたんだい、何か悩み事があるなら言ってごらん」
彼女は少しムッとした様子で答えた。
「…じゃあ言わせて頂きますが、若い娘と毎日のように一つの部屋にいて、どうして何もしてくれないのですか!?
私はそれ程魅力がありませんか!?」
「え"っ!?」
突然の告白に焦った僕は、冷静に状況を確認してみた。
『い、いくら何でもダメだろう…相手はツルだ。
ツルとそんな事…鳥姦じゃないか!?
男…いや、ヒトとして、人間失格もいいとこだ!!
そうさ、どう考えたってダメに決まって……………る‥‥かな?』
僕は目の前の相手の身体を下から上へともう一度よ~っく、見返してみた…。
着物の裾からはだけた美脚。細く締まったくびれ。豊満な胸。端整な顔立ち。
『ゴクリっ‥‥』
思わず生つばを呑み込んだ。
やはりダメだ………。
だ、ダメだ、もう我慢できない。
「つ、ツル子――――っ」
それからというもの、僕らは妻の目を盗んでは情事を重ねていった…。