~リアル昔話し'08~
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「よう、どうしたよ、んなシケた面してよぅ」
「な、なんですか、イキナリ来て!?
関係ないでしょ…アナタには分かりませんよ、僕の気持ちなんか…」
「まぁ関係無ぇわな。
ただ、上空(うえ)からお前ぇの真っ暗な顔見てたら、昔の俺みてぇでほっとけなくてよ」
い、嫌味か…全然違うじゃないか……そんな真っ白な身体して!?
「ほ、ほっといて下さいよ、アナタと一緒にしな――」
「俺もガキの頃はよくイジメられたもんだよ。毛並が汚ぇ、近寄るな、ってな…。
そりゃヘコんだぜ、『何故、俺だけこんな醜いアヒルの仔に生まれてきちまったんだよ…』
親の事も恨んだぜ」
えっ!? まさか…う、嘘だろ……??
「毎日空を眺めて想ったもんだ。
いつかこの空を自由に飛び回れたらどんなに気持ち良いだろう…。
世間のクソ共も、俺を捨てた親も、見返してやれんのになぁ…ってな」
「僕と同じだ……。ア、アナタは…じゃあどうして、どうしてアナタは翔べる様になったんですか!?」
「夢を諦めなかったから‥‥かもな。
どんな劣悪な環境でも、苦しい毎日でも、ひたすら願ったぜ、決して諦めなかったぜ。
空を翔ぶことをな」
「な、なんですか、イキナリ来て!?
関係ないでしょ…アナタには分かりませんよ、僕の気持ちなんか…」
「まぁ関係無ぇわな。
ただ、上空(うえ)からお前ぇの真っ暗な顔見てたら、昔の俺みてぇでほっとけなくてよ」
い、嫌味か…全然違うじゃないか……そんな真っ白な身体して!?
「ほ、ほっといて下さいよ、アナタと一緒にしな――」
「俺もガキの頃はよくイジメられたもんだよ。毛並が汚ぇ、近寄るな、ってな…。
そりゃヘコんだぜ、『何故、俺だけこんな醜いアヒルの仔に生まれてきちまったんだよ…』
親の事も恨んだぜ」
えっ!? まさか…う、嘘だろ……??
「毎日空を眺めて想ったもんだ。
いつかこの空を自由に飛び回れたらどんなに気持ち良いだろう…。
世間のクソ共も、俺を捨てた親も、見返してやれんのになぁ…ってな」
「僕と同じだ……。ア、アナタは…じゃあどうして、どうしてアナタは翔べる様になったんですか!?」
「夢を諦めなかったから‥‥かもな。
どんな劣悪な環境でも、苦しい毎日でも、ひたすら願ったぜ、決して諦めなかったぜ。
空を翔ぶことをな」