+.*ベッドの上の王子様*.+【完】
なぜか、あたしまで疑問形に言ってしまった。
「なんだ・・・よかった・・・・・。」
そう言うと、先輩は急にしゃがんで頭を抱え込んだ。
「え、先輩!?どうしたんですか?頭でも痛いんですか!?」
あたしも屈んで先輩の顔を覗き込む。
ガシッと肩を掴まれて先輩があたしと目線を合わせる。
「メールの返信もないから、来ないのかと・・・思った・・・。」
安堵のため息をつく先輩に、あたしは笑いがこぼれた。
それを見た先輩が。
「お互い、腹を割って話そうか。胸の内・・・。」
「はい・・・・・。」