+.*ベッドの上の王子様*.+【完】
けど、シホちゃんは俺を呼び止めた。
俺のこと知ってるんだ・・・ってすっげー嬉しかったんだよ。
それからの事・・・・本当は全部覚えてた。
少し震えてた体も、甲高い声も涙でぬれた顔も。
全部・・・焼き付いてる・・・・。
だけど、俺は忘れた"フリ"をした。
最低だよな・・・・。
けど、シホちゃんが寝た後考えたんだ。
自分の立場を。
あ、学校での立場じゃないよ?
族の・・・・方ね・・・・。