+.*ベッドの上の王子様*.+【完】
自分の大切な女が知らねー男に縄で縛りつけられてて何も考えられなくなった。
男を倒した後、また俺が巻き込んだんだって。
やるせない気持ちでいっぱいだった。
こんなことなら、最初から関係を持たなければよかったって。
抱きしめたとき、シホちゃんが震えてるのに気づいた。
泣いてるのを見て、また守れなかったって。
大切だったのに・・・・・・って。
それから、シホちゃんの妹さんの話聞いて許せないと思った。
同類の俺が許すもくそもないのにね・・・。
そして、シホちゃんは俺の前から去って行った。
あぁ、シホちゃんの前ではどう足掻いたって俺も"敵"なんだって気づいた。