+.*ベッドの上の王子様*.+【完】
fourteenlove
「ねぇ・・・先輩・・・・。」
少し、落ち着いてあたしは先輩に話しかけた。
「ん、どうしたの?」
先輩は優しくあたしの話を聞いてくれる。
顔をあげて、先輩の顔を見る。
すると、先輩がいきなり笑い出した。
「ブハッ・・・。」
「え、ちょ、なんですか!?」
先輩は、笑ったまま答えてくれない。
「ご、ゴメン・・・ック・・・・いやね、泣きすぎて腫れぼったいシホちゃんの目がかわいくて・・・・フフ・・・赤くなってるよ・・・・。」
優しく人差し指であたしの瞼をさする。
あたしは、恥ずかしくなってサッと顔を隠してそーっと顔を出した。