+.*ベッドの上の王子様*.+【完】

「あたしたち、両想い・・・・なんですよね・・・?」


「・・・・そうだよ・・・・。」


先輩の胸に頭を預けながらそっと呟く。


「先輩は、あたしのこと好き・・・・なんですよね・・・?」


自分でもなんて大胆なこと聞いてるんだろうって思った。


「・・・・改めて言うと恥ずかしいね。そうです。俺はシホちゃんが大好きです。」


あたしを抱きしめる先輩の力が少し強くなった。


「あたしは・・・せん・・・ぱいの・・・彼女に・・・なれますか・・・・?」


最後はすごく小さな声になってしまった。


先輩の方をちらりと見た。


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