+.*ベッドの上の王子様*.+【完】

「・・・邪魔ってことですか・・・?」


「違う違う!そんなことは、絶対にないよ。」


あたしの不安をかき消すように全否定する先輩。


「じゃあ・・・っ!」


「きっと、シホちゃんが近くにいたら、甘えちゃうから、俺。」


優しいその瞳には、あたしが映っている。


あたしだけが、映っている。


それだけで・・・十分です。


「ねぇシホちゃん。」


「はい・・・・?」



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