+.*ベッドの上の王子様*.+【完】

「すっげーずるいお願い。してもいい?」


ずるい・・・お願い?


「何ですか・・・?」


「俺がそのやりたいことが、一段落つくまであの部屋で俺を待ってて。」


「え・・・・・!?」


あたしを自分から離し、片手を取って跪いた先輩。


ていうか、待っててって・・・・。


「迎えに・・・・来てくれるんですか・・・・?」


「必ず。」


その言葉に、嘘は見当たらなかった。


真剣な眼差しは、あたしを捉えていた。


< 123 / 191 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop