+.*ベッドの上の王子様*.+【完】
ニッコリほほ笑んだら、先輩もにっこり微笑み返してくれた。
その笑顔が、あたしだけに向けられてるって気づけたから。
その心が、あたしを見てくれてるって教えてくれたから。
その口が、あたしだけに愛を伝えてくれるってわかったから。
だから、あたしは信じます。
「あたしも・・・先輩を愛してますから。」
初めての自分が愛をささやいた人は、にっこり笑って。
「シホちゃん・・・顔真っ赤。」
嬉しそうに、ほほ笑んで・・・・。
自分でも真っ赤なことは気づいてた。
半端なく顔熱いし・・・。
あたしに、優しいキスをくれた先輩の卒業式は、もう間近だ。