+.*ベッドの上の王子様*.+【完】
「先輩なりに、ケジメがついたら迎えに来てくれるって。」
「それって・・・・。」
頬杖を突きながら、さっきまでエミの見ていた景色を眺める。
「シホ・・・それまでアンタ待っとくつもり!?」
「もちろん。いつまでも。」
だって先輩は誓ってくれたから。
ちゃんと迎えに来てくれるって。
にっこり笑ったあたしをエミはぎこちないけど、笑顔で頷いてくれた。
「じゃあ、これからは先輩を笑顔で送り出すために。心の準備もしとかなきゃね。」
いつものように片目を閉じて、その笑顔を夕日を染めた。