+.*ベッドの上の王子様*.+【完】
「なっ・・・・!」
一気に顔に火が灯る。
それとは反対に涼しい顔をしたレイ。
く、悔しいっ。
いつになっても、あたしとレイの立場は変わらない。
いつもあたしがからかわれちゃう・・・っ。
「ごめんごめん。そんな顔しないで。もう、意地悪しないから。」
「いつもそうやって・・・・・・誤魔化す。」
あたしが、口を尖らせたのを見て満足そうに笑うと、こうやって宥めてくる。
本当に、意地悪だ・・・・。
「じゃあ、お詫びとしてお風呂一緒に入ってあげるから。」
「そ、それ望んでないしっ!そして、絶対に悪いと思ってないもん!」