+.*ベッドの上の王子様*.+【完】
「へ?」
あまりにも小さな声で呟くもんだから聞き取れなかった。
あたしの髪に顔をうずめるレイに、もう一度聞く。
「ね、もっかい言って?」
「‥‥‥‥‥」
うっ、なんか睨まれてる‥‥。
『なんで。聞き取ってないんだよ』的な目で見てくるんですけどぉおお。
それから、小さくため息をつくと今度は目を見て言ってくれた。
「だから‥‥嫉妬‥‥‥‥‥した。」
「え‥‥嘘」
レイが‥‥ヤキモチ焼いてくれたの?