+.*ベッドの上の王子様*.+【完】
けど、あたしをだっこする腕はそのまんま。
だから、怒ってはないみたい。
「でも、なんでヤキモチなんて焼いたの?」
そんな、焼く要素なんてあったっけ?
「シホが‥‥」
「あたしが?」
そう言われた時に、ピーンときた。
もしかして‥‥!!
「あたしが猫ちゃんにばっかり構ってたから?」
「‥‥はぁ。この天然記念物め‥‥」
ため息をつきながら、頭を抱えてしまったレイ。